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視力回復に亜鉛がいいという話が時々あります。
ただ、日本人の食生活において亜鉛は極端な偏食をしない限りは不足していないミネラルだそうです。
つまり、亜鉛を視力回復のために摂るように薦めているのはちょっとおかしいということになります。
こういった話は、人の弱みにつけ込んだ業界には非常に多くあります。
亜鉛を視力回復のために過剰に摂取すると、逆に亜鉛の過剰摂取による害が出る可能性があります。
サプリメントで亜鉛を摂るのはやめたほうがいいような気がします。
そもそも、なぜ視力回復と亜鉛が結び付けられているかという話ですが、それはひとつは黄斑部です。
眼の網膜にある黄斑部(おうはんぶ)にたくさんの亜鉛が含まれていることが分かっているからだそうです。
もちろん、亜鉛だけで黄斑部がよくなる訳ではなく、他に各種ビタミンの力が必要なのは言うまでもありません。
また、高齢者の失明の原因として亜鉛不足を主張する医者がいることもその理由です。
網膜の血液循環が悪くなって、必要ない毛細血管がたくさん出ることで加齢黄斑変性症になるのが失明に至るメカニズムのようです。
亜鉛というのは、血中のビタミンAの量を適度の保つためにも使われているそうで、ビタミンAが視力に重要なビタミンであるから関係があります。
ただ、高齢者の亜鉛不足は、その食生活の変化によるものが大きいようです。
亜鉛不足になるほど食生活が変わってしまうことは、体に別の問題があって食欲の減退を起こしている可能性が否定できません。
つまり、普通に食欲が衰えない生活している場合においては、加齢による心配もさほどないのかもしれません。
もちろん、亜鉛不足が高齢時の失明の原因になるという知識だけは持っていたほうがいいでしょう。
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